Google Analyticsを導入したはいいものの、ツールの見方がわからない。そんなWEB担当者としてお嘆きの貴方へ、ざっくりここさえ見ればいいポイントを説明してみようと思います。
とはいえGoogle Analytics(GA)は、あまり分かりやすいとは言えません。
さらにバージョンアップもくり返しているため、古い書籍などは参考にならなくなっている場合も多いです。
現在のホーム画面はこちら
この時点でちょっとよく分かりません。
過去7日間だったり、30日だったりと、私はこのグラフの部分はあまり参考にしていません。
まず初めに、GAは「アナリティクスアカウント」「プロパティ」「ビュー」と別れています。
アカウントは概ねプロジェクトや企業ごとに分けたりします。
同じアカウントの中でプロパティを分けます。これはサイト毎に分けるイメージです。弊社の「アカウント」で複数の所有しているサイト毎の「プロパティ」があって、それぞれに「ビュー」があります。
「ビュー」については、除外するフィルターをかけたり、年齢性別などで分けたりすることが可能です。特に設定しない場合は、全てのアクセスデータとなります。
前述の「アカウント」や「プロパティ」が複数ある場合は該当するものを左上から選んでください。
左メニューに色々項目が表示されます。ここもバージョンによって変わりますが、2018年8月時点では、
リアルタイム:現在閲覧しているユーザなどのアクセス情報が出ます。
ユーザー:閲覧者の情報がまとまっています。地域や行動などです。
集客:google広告などと関連づけて、コンバージョン(成果)を確認します。
行動:どのページが閲覧されているかの集計や、サイト内での行動などを確認できます。
コンバージョン:成果のための目標設定をしたページなどに関する分析です。
それでは、特に確認することが多い、どのページがどれだけ見られているのかを確認してみましょう。
「行動」から「サイト コンテンツ」で「すべてのページ」を開いてください。
何もしなければ、直近の1週間ほどのデータが表示されていると思いますが、これを先月に変更してみます。
これで先月のデータが表示されます。
折れ線グラフが波を描いていますが、これもサイト次第で変わってきます。
通常のコーポレートサイトなどの場合は、土日祝日のアクセスが減るため、これに似たような波になるでしょう。例えば、CMなどの広告を出した場合、放送日には大きく鋭い山が出来たりします。
用語解説
ここで用語の説明をしてみましょう。
全部ではないですが重要なところだけ。
ページビュー数:
PVなどと略されますが、GAの説明としては、「閲覧されたページの合計数です。同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。」
とあるので、総当たりと思って良いです。
ページ別訪問数:
ユニーク数などと略されたりしますが、「ユニーク ページビューは、指定したページが 1 回以上閲覧されたセッションの数です。」
ではセッションとは何かというと、概ねサイトから離れるまでとGoogleでは定義されているようです。30分以上操作がない、日付が変わるなどでセッションが切れることもあります。ここの定義はアナリティクス上で可能です。
平均ページ滞在時間:
これはそのまま、閲覧しているページなどの滞在時間です。
これが短い場合は、そのページが閲覧者にとって有益ではない可能性があります。
直帰率:
セッションがまずあって、ページ毎に離脱するまでの割合です。
離脱とは、セッションが終わるか、ブラウザを閉じるなどした場合です。
5ページあるサイトでそのうちの、あるページで1回離脱した場合、
そのページの直帰率は20%となります。
離脱率:
セッションがまずあって、例えば5日間のうち、毎日あるページで離脱した場合、そのページの離脱率は100%となります。
まずは基本の見方でした。
次回は実際に比較をしながらの分析です。