デザイナー篠原です。
先日PANTONEから2019年の色が発表されましたね。
毎年、「今年はどの色になるんだろ?」とこっそり予測をするのがひそかな楽しみです。
今回は2019年の色として選ばれた「リビング・コーラル(Living Coral)」について詳しく見ていきたいと思います!
2019年が来る前に、特徴や使い方をおさえておきましょう。
そもそも「今年の色」って何?
今年の色、「カラー・オブ・ザ・イヤー」とは、色見本帳の販売や色に関わる様々なサービスの提供をしたりするPANTONE社が発表しているものです。
毎年、デザイン業界に向けたトレンドカラーを、カラースペシャリストがさまざまな文化を分析し選定しています。
2018年は「ウルトラバイオレット」という深みのある紫色、2017年は「グリーナリー」というフレッシュさのある緑色でした。
2019年の色「リビング・コーラル(Living Coral)」
こちらがリビング・コーラルです!
ぱっと目を引く華やかさ、かと言って奇抜過ぎるわけでもなく、すっと雰囲気になじんでいくような、どこか落ち着く素敵な色合いですね。
”コーラル”とは「珊瑚(サンゴ)」のことで、深海の中でも目を引く鮮やかさが魅力的です。
余談ですが、コーラルという色名は女性は特に馴染み深いのではないでしょうか。
コーラルピンクなどは、よくチークやリップなどの化粧品に使われていますよね。
男性陣のみなさんは、もし彼女がリビングコーラルっぽい色の化粧品を使っていたら、ドヤ顔で
「リビングコーラルって来年の流行色なんだよ。トレンドおさえてるね。さっすが〜(^。^)」
とかなんとか言って褒めてみましょう。
彼女を褒めたうえで、自分の賢さやトレンドを知っているアピールもできるので一石三鳥くらいです。
リビング・コーラルを使ったカラーパレット
リビング・コーラル
【HSB】H(hue/色調)5%:S(saturation/彩度)62%:B(brightness/明度)100%
【RGB】R-255/R-111/R-97
彩度が高めで明度も100%の明るい色ですね。
PANTONEでは、リビング・コーラルを使ったカラーパレットが紹介されています。
FOCAL POINT
Focal pointは日本語にすると「焦点」
その名の通り、落ち着いた色合いの中でリビング・コーラルがアクセントとなっています。
リビング・コーラルがアクセントとして入ることで高級感も出ます。
SHIMMERING SUNSET
「輝く夕日」という名前のパレットです。
リビング・コーラルの同系色でまとめられており、まさに夕日の色合いを表現したようなパレットです。
明るくて親しみやすい印象があります。
SYMPATICO
「交感神経」という変わった名前のパレットです。
SHIMMERING SUNSETと同様、リビング・コーラルの同系色でまとめられています。
世界中の人々の肌の色合いが使用されており、温かみのある健康的なイメージです。
TRIPPY
TRIPPYには「奇抜な」という意味や、「薬物によるトリップ(幻覚体験)」みたいな意味があるそうです。
つまり最高にハイなカラーパレットってやつです(違う)
でもちょっと色味はジョジョっぽいですよね。
彩度の高い色で構成されており活発的な色合いです。
UNDER THE SEA
名前のとおり、これぞリビング・コーラル!という印象のカラーパレットです。
生き生きとした自然を連想させる、カラフルなパレットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2017、2018年とわりと落ち着いた色が選ばれていましたが、今年は明るく華やかな色が選ばれましたね。
リビング・コーラルは単体で華やかさを出せるので、暗い色とも相性が良いですし、明るい色と合わせるとポップさを引き立たせることが出来る魅力的な色です。
リビング・コーラルを使った自分のお気に入りのカラーパレットを作ってみるのもいいかもしれませんね。
みなさんも、来年の色「リビング・コーラル」をぜひデザインの中に取り入れてみましょう!
参考
- PANTONE公式サイト
https://www.pantone.com/