【ノンデザイナー向け】見やすい・分かりやすいデザイン-フォントを使い分けて1ランク上の資料を作ろう-

篠原
篠原

ごきげんよう、デザイナーの篠原です。
気づいたらもう11月も中盤に差し掛かり、冬に向けてどんどん寒くなってきましたね。
わたしは昨日ついに冬用コートを解禁させました。
年末に向けて業務も忙しくなるので、風邪を引かないように気をつけていきたいと思います!

さて、前回はノンデザイナー向けの「見やすい・分かりやすいデザインの基本」という記事で、主にレイアウトや余白などについてお話しさせていただきました。

今回は「見やすい・分かりやすいデザイン-フォントを使い分けて1ランク上の資料を作ろう-」ということで、資料などを作成する際の注意点についてご紹介したいと思います。

私も勉強中の身なので、アウトプットをしながら皆さんと一緒に理解を深めていきたいと思います。

あなたが作っている資料、大丈夫?

大学の講義資料やミーティング資料などで、配られて視界に入った瞬間に
「うわっ……(やる気消失)」
となる資料。ありますよね。
大学や会社など、様々な機会でそういった資料と対峙してしまうことがあると思います。

では、読み手側にとって見やすく・分かりやすい資料を作るためにはどうすればよいのでしょうか。

長い文章には、細めの明朝を!

会議資料などの、細かい文字が多いテキストには、細めの明朝体が適しています。
太めのゴシック体などをタイトルに使用するのは、見やすくて良いと言えます。
ですが、長い文章に使用してしまうと可読性が下がってしまうため、使用は避けましょう。

下記の例では、左側に小塚ゴシック、右側は小塚明朝を使用しています。
太いゴシック体だと、目がちかちかしてしまいますね。

また、下記の例のように、明朝体であっても、太めの明朝体はゴシック体と同様に可読性が下がってしまうので、注意が必要です。

文章の多さや細かさに応じてフォントを使い分けることが重要であると分かりますね。

明朝体の文章で強調したい部分には、ゴシック体を使おう

こちらの例を見ていただければ、違いが一目瞭然です。

強調箇所には、どちらも太字を使用しています。
資料を見る側としては、長い文章中ならなおさら、大事な部分は分かりやすく強調してほしいですよね。
でも、意外とここに気を遣う人は少ないのではないでしょうか。

左側の明朝体をただ太くしただけの強調は、ぱっと見でとても認識しにくくなってしまいます。
ただ明朝体を太くするだけではなく、フォントをゴシック体に変更してあげるだけで、分かりやすさがグッと上がります。

”クセがスゴイ”フォントはひかえよう

世の中には、独特の雰囲気を出しやすい、個性的なフォントがたくさんあります。
かわいいフォントやかっこいいフォントなど、色んなフォントがあるので、つい使ってみたくなりますよね。

ちょっとしたテキストにそういったフォントを使用するのは、見た目的にも、雰囲気を変えるためにも良いことです。

ただし、資料作成の際にはなるべくそういった個性的な”クセの強いフォント”を使用するのは控えた方がいいでしょう。
下記の例では、「不思議の国のアリス」のアリスから連想される可愛らしい雰囲気を出すために、はるひ学園というフォントを使用しています。

いかがでしょうか。
可愛らしいのは伝わりますが、可読性はかなり低くなってしまいました。

はるひ学園に罪はないのですが、”読んでもらう”文章には、なるべくクセのないフォントを使用しましょう。

まとめ

今回は「フォントを使い分けて1ランク上の資料を作る」というテーマでいくつかの注意点をご紹介させていただきました。
フォント選びに少し気を配るだけで、資料の見やすさはグッと上がります。
デザインには疎いから無理!という方でも、知識として頭の片隅に置いておくだけで、1ランク上の資料作りができるのではないでしょうか。

他にも様々なテクニックがあるので、また別の機会にご紹介したいと思います。
皆様の資料作成のお役に立てれば幸いです!

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