近頃アヴェンジャーズが映画としてかなり興行成績を上げているそうですね。
私も見に行きました。
そこで、SF映画で見るUIについてお話したいと思います。
両腕を使ったカッコイイUI
UXとして初老のおっさんとしては、長年映画を見てきた中で、結構衝撃があったUIなのは、有名な「マイノリティ・リポート」でしょうか。
トム・クルーズ演じる主人公が両腕を使ったジェスチャーで、コンピュータを操作しています。
当時の映像としてはかなり驚いた記憶があるのですが、実際としてこのUIは流行らないだろうというが当時言われていたのを覚えています。理由としては腕が疲れるから。ジェスチャーとしては大げさすぎるということでしょう。
ゲームなどでは親和性が高いですが、日常使いのコンピュータ端末としてはちょっと疲れます。
冒頭のアヴェンジャーズでいうと、アイアンマンで使われるやたら高性能なAI付きのコンピュータのUIがすごいです。
マイノリティ・リポートに近いものがありますが、ホロで立体表示させてモデリングのようなことをしていたりします。
ゴミ箱なんかもあったりしてコンピュータのUIっぽいです。が、ホログラムがつかめるのは未来ですね。
あと、AIによる音声ナビゲーションのUIが存在しています。これは、大昔の映画でも未来に登場するだろうと思われていたものですね。最近では、SiriだとかGoogleの音声ナビも登場しています。
実現されたもの
さて、UIとはちょっと関係ないですが、未来を描いた映画に出てくるテクノロジーで実現したものとして、
覚えているのはこちらです。
Back to the future 2の大型のフラットなTVです。
今の若い方が見ると普通に見えると思います。
ブラウン管で当時これを実現するのは大変だったとか。壁の後ろ側にテレビが埋まっていて、
フラットに見せているだけだったり、プロジェクタで照射したりしたそうです。
今現在は普通に量販店で売っていますね。
スパイ映画
最後にMission Impossible 4 のUIデザインです。これはどちらかというとSFに近いスパイ映画ですね。
動画の中盤に出てくるテーブル形の大型タブレットといえばいいのでしょうか。このUIはカッコイイですね。
よくSFに出てくるゴテゴテしたUIではなくて割とシンプルな現実にもありえそうなUIではないでしょうか。ちなみにフォントは完全にHelveticaですね。
後半に出てくる車のフロントウィンドウに表示されるUIも素敵です。ARのように現実を拡張して通行人が正面にいるアラートなんかはそのうち標準装備になりそうです。助手席に人がいないと手で操作するというのはなかなか大変そうですが…。
まとめ
さて、サイエンスフィクションということで、映画に出てくるコンピュータなどは、やはりあっと驚くようなUIを見せようとしているようですね。
実用性はさておき、よく覚えているものは観たときにカッコよくて印象に残っているものが多いですね。
よく画面にガジェットのように色々情報が出ているあれ、HUD(ヘッドアップディスプレイ)と呼ぶのですが、これもSF映画では、とにかく派手でカッコイイものをくっつける印象があります。意味がなかったら邪魔なだけなのですが、ぱっと見のかっこよさ重視のデザインです。
その一方で、スパイ映画に近いものなど、現在のテクノロジーからちょっと背伸びした程度と思われる映画には、シンプルで何を意味しているのかすぐ分かるようなデザインになっていることが多いようです。