海外ネタ:UXと魔法と日本のお話

のもと
のもと

海外サイトでいくつか見つけたネタをご紹介してみます。
まずはUXについてのお話。魔法のUXと現在のテクノロジーを比較して面白いお話になっています。

高度に発展した化学は魔法と見分けが付かない。というアーサー・C・クラークさんの言葉を引用して始まっています。
https://uxdesign.cc/designing-magical-interfaces-6ec0320ccabf

魔法とテクノロジー

このGIFも共有されてました。
ファンタジアでミッキーがほうきに魔法をかけています。
このgifのソースはコチラ。disneyの公式のGIPHYがあるんですね。

魔法を使って普通には出来ないことや、何かを楽チンにすることができる。
けど、それは現在のテクノロジーと同じようなもんだと言及されています。
魔法の習得が結構大変だったりする物語も多いですが、コンピュータの操作を習得するのも結構大変ですよね。などなど。
確かにタッチやスワイプって魔法の杖に似た感じですね。
ポケモンGOの下から上にスワイプするのはアプリ切り替えと同じなので、UXとしては微妙とかも書いてありました。
なかなか興味深いお話なので、読んでみてください。勝手に翻訳するわけにもいかないので、google先生に頼んで見てください!

さて、この記事を読んでいて、ふと思ったことがあります。
物語などの中で、魔法を行使する際、何かしらの入力があるような表現が多いと思いました。
呪文を唱えたり、現実の宗教などでも印を結んだり、経を唱えたりして何かしらの結果が出ていることになります。
魔法なんだから、何の前触れも無く反応もなく結果だけが出ていてもおかしくないはずでは?
でも、なんらかの反応がないと、行動を起こしたと人間は思いづらいようです。車のドアを閉める音はほぼ無音にできるそうですが、「閉めた感」を出すために音を出すようにしているとか。それと同じなのでしょう。
とすると、魔法のアクションというのは、UXなのかUIなのか考えてみると面白いかもしれません。

多文化のUX

あともう一つは、他の国の文化によってユーザ体験は異なるというお話をご紹介。
https://uxdesign.cc/how-to-design-a-multicultural-user-experience-d7fb988872dc
同じサイトでこちらも英文ですが、読んでみると面白いです。

我々もよく知るユニクロのサイトやスターバックスのサイトは、日本と英語圏やその他の言語でUXを考えているようです。
私も知りませんでしたが、ドイツ語は英語よりも多くの文字を使うのだとか。
そのため、USのユニクロサイトよりもドイツ語圏のほうが横幅を広く取られている。

スターバックスのサイトでは、日本の場合、縦に長いサイトになっていると書かれています。
これは我々の文字文化が、上から下に読むというのに慣れ親しんでいるからだと言及しています。
確かに日本語は縦書きの文化のため、横書き全盛になった今でも、小説や新聞などは縦書きのままです。

今回はちょっと変わった方向からのUXのお話でした。
創作のなかの魔法のような荒唐無稽なものであっても、現在のテクノロジーとにた方法でUXを実践している。
また、文化の違いによるUXの違いも考える必要があるようです。
WEBデザインなどは、ITであるためかどうしても海外が先んじて新しいデザインを提唱する傾向にありますが、安易に取り入れる訳にもいきませんね。

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